今回の撮影は、創業慶長3年(420年)の京林様のオリジナル色打掛の撮影です。どの打掛も生地から仕上げまでの制作期間は、約2年以上という素晴らしい打掛。着付けるにも手が震えるぐらいの高額な打掛でした。

【鯉の滝登り】を柄にした青い打掛。このような柄を打掛にすることは大変珍しく、紅葉したもみじや松と鯉の柄付けは、スタイリングしてみるととてもモダンな装いになりました。

【辻が花 華を散らして】桃山時代に確立され江戸時代に忽然と来た幻の絞り染め「辻が花」を蘇らせ復元され、時間と努力の結果だそうです。小物は可愛らしく赤と鶸色(ヒワイロ)を差し色にした懐剣などを使用し、ゴールドとピンクを刺繍半襟・伊達衿にポイントにいれてみました。

【鴛鴦の遊ぶ苑池】単調なイメージになりがちな黄金色の打掛ですが、豪華さを表現できるような形づけに挑戦してみました。まるでドレスのように裾のラインを作り、打ち掛けの豪華さを一層ご覧いただけるようにしました。打掛は、朱の佐賀錦帯地にサヤ型文様を織り上げ鴛鴦文様を手刺繍にて作り上げた豪華な逸品。

鴛鴦は、夫婦仲の良い鳥の象徴として婚礼衣装の柄付けにはよく用いられます。

今回もなかなか拝見できない貴重な打掛を手に取り、着付けを出来る事に大変感謝です。この3枚の打掛はアントワープブライダルにてレンタル衣装としてお取り扱いさせていただく事になりました。どのような花嫁様にお召しいただけるのでしょうか。今からとても楽しみです!

 

着付け師.co.jp <kitsukeshi.co.jp>

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